今回は、サスペンスやミステリーが大好きな人に必見のU-NEXTで配信されているおすすめのサスペンス・ミステリー映画を20選まとめていきます。
私がこれまで見てきた作品でおすすめしたい作品となっているのでもしまだ見ていない人はこの機会にぜひ視聴してください!
ただ、私はサスペンス・ミステリーの他にホラー系も好きなので厳選した作品にそのような映像がある場合もあります。
ですから、表現や映像で体調が悪くなってしまう作品もあるかもしれません。
実際に視聴する場合は、十分にご注意くださいね。

スピンオフ作品は各動画配信によって配信状況が違いますが、U-NEXTで2024年11月8日より全シリーズが配信中。
U-NEXTなら31日間の無料お試し期間があります。
本ページの情報は25年10月7日時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTにてご確認ください。
セブン(1995)
犯人は「七つの大罪」に残虐な殺人を繰り返していた。
定年間近のベテラン刑事サマセット(モーガン・フリーマン)と、新米刑事ミルズ(ブラッド・ピット)は事件を追うが、次第に犯人の巧妙な計画に巻き込まれていく。
常に一歩先を行く犯人の目的とは何なのか。
そして最後に二人を待ち受ける衝撃の結末とは?
感想
この映画でまず目を引くのは、ブラッド・ピットがカッコイイことです。
ブラッド・ピットの演技は迫力があり、相棒役のモーガン・フリーマンとのやり取りもリアルで見ているこちらも、ずっとハラハラドキドキします。
『七つの大罪』がテーマになっているので、事件は七つ怒るので、次はどんな事件なのかと画面にくぎづけになりますし、七つの大罪について深く知りたいという興味もそそられる作品でもありました。
犯人は誰なのか?
最後の大どんでん返しに映画を見終わったあともしばらく放心状態になります。
サスペンス・ミステリーとしての完成度は高く、かなりグロテスクな描写もあるので苦手な人は視聴を避けた方が無難と思います。
映像は全体的に暗く、雨のシーンが多いので、重く緊張した空気がずっと続きます。
ゲーム(1997)
投資銀行を経営する大富豪のニコラス(マイケル・ダグラス)は、48歳の誕生日に、長い間会っていなかった弟のコンラッドと再会します。
コンラッドからの誕生日プレゼントで、ニコラスはCRSという会社が提供するゲームに参加することになります。
しかし、その時から彼の周りで不思議な出来事が次々と起こり始めます。
果たしてこれは本当にゲームなのか、それとも現実なのか…。
感想
この作品でまず印象的だったのは、主人公ニコラスのキャラクターです。
大富豪でありながら、人間としての弱さや孤独も描かれており、とてもリアルに感じられました。
弟コンラッドとの再会から始まる物語は、一見平凡に見えますが、CRSのゲームに参加した瞬間から緊張感がぐっと増します。
次々と起こる不可解な出来事に、ゲームに参加しているはずなので「これはもしかして現実なの?」と息をのむ展開が続きます。
サスペンス要素が非常に強く、グロテスク映像はないのでサスペンス・ミステリーをして楽しみたい人には向いている映画です。
とにかく心理的な緊張感がずっと続くため、最後まで目が離せません。
ゲームも大どんでん返しの作品として楽しめます。
メメント(2000)
ロサンゼルスで保険調査員として働くレナードは、目の前で妻を殺されるという衝撃的な事件に遭いました。
そのせいで、レナードは前向性健忘という記憶障害になり、10分以上の記憶を保つことができなくなってしまいます。
彼はポラロイド写真やメモ、さらに自分の体に彫ったタトゥーを手がかりに、犯人を探そうとします。
しかし、記憶がすぐに消えてしまうため、事件を追うたびに困難や混乱に直面します。
感想
『メメント』(2000、監督:クリストファー・ノーラン)は、記憶を失った男の復讐を描く革新的なサスペンス映画です。主人公レナード(ガイ・ピアース)は、妻を殺した犯人を追うために行動しますが、短期記憶を失っており、新しい記憶を10分ほどしか保てません。そのため、彼はポラロイド写真や体に刻まれたタトゥーを手がかりに、自らの「真実」をつなぎ合わせていきます。物語は時間軸が逆行する構成で進み、観客はレナードと同じように混乱しながら、少しずつ事件の全貌に近づいていきます。この独特な構成が、記憶という不確かなものに依存する人間の脆さを巧みに浮かび上がらせています。レナードの行動が本当に正義なのか、それとも自己欺瞞なのかという問いが最後までつきまとい、ラストで明かされる真実は深い衝撃を与えます。ノーラン監督らしい緻密な脚本と冷静な演出が見事に融合し、観る者の記憶と認識をも揺さぶる傑作です。観終わった後、自分が信じている「真実」とは何かを問い直さずにはいられません。
鑑定士と顔のない依頼人(2013)
主人公ヴァージル・オールドマンは、一流の美術鑑定士でありオークショニア。
完璧主義で潔癖、他人との関わりを避ける孤独な男です。
彼は友人ビリーと組み、オークションで自分が選んだ名画を安く落札しては秘密の部屋に飾り、
女性の肖像画ばかりを集めて大切にしていました。
ある日、ヴァージルのもとに若い女性クレアから連絡があり、
亡き両親の屋敷にある大量の美術品の鑑定を依頼されます。
しかしクレアは「外に出られない」と言い、姿を見せず、声だけでやり取りを続けます。
ヴァージルは不信感を抱きながらも、彼女の屋敷に通い始めるのでした。
感想
『鑑定士と顔のない依頼人』(2013、監督:ジュゼッペ・トルナトーレ)は、美術品の真贋鑑定士として名高い男ヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)が、謎めいた依頼人との出会いを通して心を揺さぶられていく心理ドラマです。完璧主義で他人との距離を置いて生きてきたヴァージルが、引きこもりの若い女性クレアから屋敷の鑑定を依頼され、姿を見せない彼女に次第に惹かれていく過程は、静かでありながら非常に緊張感に満ちています。芸術と孤独、愛と欺瞞が繊細に絡み合い、見る者を深い感情の迷宮へと導きます。美しい美術品や機械仕掛けのオートマタが象徴的に登場し、人間の心の「本物」と「偽物」というテーマを鮮やかに映し出しています。物語が進むにつれ、ヴァージルの世界は少しずつ崩れていき、最後に訪れる真実はあまりにも残酷で、同時に詩的です。
シャッターアイランド(2010)
1954年、アメリカの連邦保安官テディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)は、
相棒チャック・オール(マーク・ラファロ)とともに、
「シャッター島」にある精神科病院〈アッシュクリフ〉へ向かいます。
この病院には、重犯罪者であり精神を病んだ人々が収容されており、
“女性患者レイチェル・ソランド”が脱走した事件の調査のために呼ばれたのです。
感想
『シャッター アイランド』(2010、監督:マーティン・スコセッシ)は、心理的サスペンスとミステリーが見事に融合した作品です。物語は、連邦保安官テディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)が、孤島にある精神科病院での失踪事件を捜査するために訪れるところから始まります。荒れ狂う天候や重苦しい雰囲気の中で、彼は次第に島の異様さや病院の秘密に疑念を深めていきますが、調査が進むにつれて現実と幻覚の境界が曖昧になっていきます。観客はテディの視点を通じて物語を追うため、真実を見極めることがどんどん難しくなり、最後まで緊張感が途切れません。スコセッシ監督の緻密な映像演出や、重厚な音楽が心理的な不安を巧みに高め、観る者を島の狂気に引き込みます。結末では、物語全体の解釈を覆す衝撃的な真実が明かされ、主人公の苦しみと救済の意味を深く考えさせられます。ラストの一言が強烈な余韻を残す、哲学的で完成度の高い心理サスペンスでした。
ピエロがお前を嘲笑う(2014)
天才ハッカーのベンヤミンは、孤独で冴えない青年だったが、ある日仲間と共にサイバー犯罪に手を染めていく。やがて「CLAY」と名乗り、世間を騒がせる存在となるが、国際的な犯罪組織に目をつけられ、命を狙われることに。ハッキングのスリルと仲間への友情、そして裏切りの中で、彼は自らの存在価値を見出そうとする。
感想
『ピエロがお前を嘲笑う』(2014、監督:バラン・ボー・オダー)は、サイバーテロと匿名性をテーマにしたドイツのサスペンス映画です。物語は、孤独な青年ベンヤミンが、ハッカー仲間たちと共に「CLAY(Clowns Laughing At You)」という集団を結成し、社会を揺るがすハッキング事件を起こしていく過程を描いています。物語の語り手であるベンヤミンが警察に自ら出頭し、過去を回想するという構成は、観客に常に「何が真実なのか」という疑問を抱かせます。テンポの速い展開やスタイリッシュな映像演出に加え、ハッキングを視覚的に表現する独特の演出が印象的で、抽象的なサイバー空間の世界をリアルに感じさせます。物語が進むにつれ、仲間との信頼や裏切り、そして「自分は誰なのか」というアイデンティティの問題が浮かび上がり、単なる犯罪劇にとどまらない深みを与えています。最後のどんでん返しは予想を超える巧妙さで、すべての出来事を新たな意味に変えてしまいます。観終わった後、匿名の世界に潜む孤独と承認欲求について考えさせられる、緻密で完成度の高いサスペンス作品でした。
プリズナーズ(2013)
感謝祭の日、ケラー(ヒュー・ジャックマン)の幼い娘とその友人が突然行方不明になる。警察は怪しいキャンピングカーを発見し、知的障害を持つ青年アレックスを拘束するが証拠は見つからず釈放される。絶望と怒りに駆られたケラーは、自ら娘を取り戻すため、過激な行動に出る。一方、捜査を担当する刑事ロキ(ジェイク・ギレンホール)は、事件の裏に潜むさらなる闇に迫っていく。
感想
『プリズナーズ』(2013、監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ)は、子どもの失踪事件を通して、人間の信念や正義、そして狂気を深く掘り下げたサスペンス映画です。物語は、平凡な父親ケラー・ドーヴァー(ヒュー・ジャックマン)が娘の誘拐をきっかけに、自らの手で犯人を探し出そうとする姿を描いています。一方、冷静沈着なロキ刑事(ジェイク・ギレンホール)は警察の立場から事件の真相を追いかけ、二人の異なる「正義」が物語を対照的に進めていきます。娘を救いたいという父親の切実な思いが、やがて拷問という暴力的な行為へと変化していく過程は、観る者に深い葛藤を抱かせます。果たしてどこまでが正義で、どこからが狂気なのかという問いが重く突きつけられます。全体を包む灰色の映像や冷たい雨の描写は、登場人物の心の闇を象徴しており、緊迫感と絶望が見事に融合しています。最後には、誰が本当に「囚われていた」のかを考えさせられる、余韻の深い作品でした。
トラップ(2024年)
父親のクーパー(ジョシュ・ハートネット)は、娘ライリーと一緒に人気アーティストのコンサートにやって来る。しかし会場に足を踏み入れると、警察官や監視が過剰に配置されていることに気づく。ライブは指名手配中の連続殺人犯を捕まえるための仕掛けだったが、信じられないことに、その犯罪者はクーパー自身だった。
感想
『トラップ』(2024、監督:M・ナイト・シャマラン)は、「父と娘がコンサートに行く」という平凡な出来事から始まり、次第に恐ろしく不穏な方向へ展開していくサスペンス映画です。観客である私たちは、主人公クーパー(ジョシュ・ハートネット)の視点を通して物語を見ていきますが、物語が進むにつれて彼の“もう一つの顔”が明らかになり、状況の意味が180度変わっていきます。
クーパーの穏やかな表情の裏に潜む狂気と、警察による“トラップ”の構図が交錯し、息の詰まるような展開が続きます。
ターゲット(2023)
韓国映画『ターゲット 〜出品者は殺人鬼〜』は、2023年に公開された犯罪スリラー作品で、フリマアプリを通じて中古品を購入した女性が、想像を絶する恐怖に巻き込まれる様子を描いています。
主人公は、インテリア会社で働く女性チャン・スヒョン。
引っ越しを機に、フリマアプリで中古の洗濯機を購入しますが、それは壊れた詐欺商品でした。
スヒョンは警察に相談しますが、取り合ってもらえず、自分で出品者を突き止めようとします。
すると、その相手から脅迫メッセージや嫌がらせが届き、彼女の生活は不安と恐怖に包まれていきます。
やがて、スヒョンを狙う謎の人物との攻防が始まり、次第に事件は予想外の方向へ進んでいきます。
感想
『ターゲット』(2023、監督:ヨ・ヨンジュ) は、SNS時代の恐怖と人間の脆さを描いた韓国のサイコサスペンス映画です。物語は、中古品のオンライン取引をきっかけに、平凡な女性スヒョン(シン・ヘソン)が思いもよらぬ悪夢に巻き込まれていくところから始まります。最初は小さなトラブルに見えた出来事が、次第に彼女の生活そのものを脅かすストーカー事件へと発展していきます。
この作品の魅力は、派手な演出よりもリアルな恐怖を丁寧に積み重ねていく点にあります。SNSやオンライン取引といった誰もが使う日常的なツールが、一瞬で“犯罪の入り口”になってしまうという設定が非常に現実的で、観ていて身近な怖さを感じます。また、被害者であるスヒョンが、恐怖と怒りの中で徐々に「逃げる側」から「立ち向かう側」へと変化していく過程も見応えがあります。
テンポの良い展開に加え、犯人の異常な執着と、警察の無力さが物語の緊張感を高めています。
身近な便利さの裏に潜む危険を改めて考えさせられる、リアルでスリリングな作品です。
Search(サーチ)(2018)
映画『Search(サーチ)』は、2018年に公開されたアメリカのスリラー映画で、監督はアニッシュ・チャガンティ、主演はジョン・チョウです。本作は、全編がコンピューター画面上で展開される「スクリーンライフ」形式を採用し、デジタル社会における親子関係や信頼の問題を描いています。
シリコンバレーに住むエンジニアのデイヴィッド・キム(ジョン・チョウ)は、16歳の娘マーゴ(ミシェル・ラ)が失踪したことに気づきます。警察の捜査が進展しない中、デイヴィッドはマーゴのノートパソコンを調べ始め、彼女が隠していた秘密の数々を発見します。その過程で、彼女のデジタル足跡を辿りながら、失踪の真相に迫っていきます。
感想
この映画は、全編がパソコンやスマホの画面だけで進むのが新鮮でした。
主人公デイヴィッドが娘の足跡をたどる様子を、一緒に画面越しで追体験する感じが面白かったです。
SNSやネットに隠された情報を探す緊張感があり、ずっとドキドキしながら見ていました。
娘の失踪の真相が少しずつ分かる展開は、とても引き込まれます。
見終わった後に「日常でのネットの情報って本当に信じていいのかな」と考えさせられる映画でした。
search/#サーチ2(2023)
2023年に公開されたアメリカのスリラー映画で、全編がPC画面上で展開される「スクリーンライフ」形式を採用しています。前作『search/サーチ』と同じく、デジタルネイティブ世代の主人公がネットを駆使して事件を解決していく様子が描かれています。
大学進学を控えるティーンエイジャーのジューン(ストーム・リード)は、コロンビアを旅行中の母・グレイス(ニア・ロング)を迎えに空港へ向かうが、母は現れない。FBIの捜査官から母の行方がわからないことを告げられたジューンは、SNSや検索サイト、代行サービスなどを駆使して母の行方を追い始める。しかし、ネット上に溢れる情報は真実を隠すかのように錯綜し、ジューンは次第に深い謎へと巻き込まれていく。
感想
前作と同じく、全編がパソコンやスマホ画面で展開する形式が面白かったです。
ティーンエイジャーのジューンが母親を探すためにネットを駆使する姿に、自分もハラハラしながら見入ってしまいました。
ネット上の情報が真実かどうか分からない混乱の描写がうまく、サスペンスの緊張感がずっと続きます。
情報を追うスピード感と予想外の展開で、最後まで目が離せませんでした。
デジタル社会の便利さと危険を同時に感じられる、考えさせられる作品です。
透明人間(2020)
2020年に公開されたアメリカの心理ホラー映画で、リー・ワネルが監督を務め、エリザベス・モスが主演しています。本作は、H.G.ウェルズの1897年の小説『透明人間』を現代的に再解釈し、DV(ドメスティック・バイオレンス)やガスライティングといった社会的テーマを扱っています。
セシリア・キャス(エリザベス・モス)は、支配的で暴力的なパートナー、アドリアン・グリフィン(オリヴァー・ジャクソン=コーエン)から逃げ出し、新たな生活を始めます。しかし、アドリアンが自殺したと報じられた後も、セシリアは彼の存在を感じ、次第に周囲の人々から疑念を抱かれるようになります。彼女は、アドリアンが透明人間のように自分を追い詰めていると確信し、その真相を暴こうとします。
感想
この映画は、目に見えない恐怖の緊張感がずっと続く作品でした。
主人公セシリアが透明人間に追われる恐怖を、観客も一緒に体験しているような感覚になります。
ただのホラーではなく、DVや心理的な圧迫を描いていて、とてもリアルでした。
透明人間の存在を直接見せない演出が効果的で、恐怖がじわじわと心にのこります。
最後の展開も予想外で、緊張が解ける瞬間までドキドキしっぱなしでした
プリズナーズ(2013)
感謝祭の日、ケラー(ヒュー・ジャックマン)の幼い娘とその友人が突然行方不明になる。警察は怪しいキャンピングカーを発見し、知的障害を持つ青年アレックスを拘束するが証拠は見つからず釈放される。絶望と怒りに駆られたケラーは、自ら娘を取り戻すため、過激な行動に出る。一方、捜査を担当する刑事ロキ(ジェイク・ギレンホール)は、事件の裏に潜むさらなる闇に迫っていく。
感想
この映画は、誘拐事件のサスペンスとしてとても緊張感がありました。
子どもが行方不明になる恐怖がリアルで、観ている間ずっとハラハラしました。
ヒュー・ジャックマンとジェイク・ギレンホールの演技が迫力があり、感情移入しやすかったです。
事件の真相が少しずつ明らかになる展開は、予想できない驚きがありました。
見終わったあとも「自分だったらどうするだろう」と考えさせられる、重くて印象的な映画でした。
ゴーン・ガール(2014)
結婚5周年を迎えたニック(ベン・アフレック)は、妻エイミー(ロザムンド・パイク)が突然失踪したことで一転、世間の注目を浴びる。警察やマスコミの視線は次第にニックを疑い始め、彼の隠された秘密も暴かれていく。しかし事態は意外な方向へ進み、夫婦の歪んだ関係が浮き彫りになっていく。
感想
この映画は、結婚生活の裏側と心理戦がテーマになっていてとても面白かったです。
妻の失踪事件を巡るストーリーが二転三転して、全く予想ができませんでした。
ベン・アフレックとロザムンド・パイクの演技がリアルで、二人の駆け引きに引き込まれます。
真相が明らかになるときの衝撃は大きく、観ている間の緊張感が最後まで続きました。
心理サスペンスや人間の計算高さを描いた作品が好きな人にぴったりだと思います。
ナイトクローラー(2014)
仕事に飢えた男ルー(ジェイク・ギレンホール)は、夜のロサンゼルスで事件や事故を撮影し、テレビ局に売る「ナイトクローラー」という仕事に目をつける。やがてスクープを追い求める彼の行動は常軌を逸し、事件現場に介入し始める。成功への執念が暴走し、モラルなき報道の闇を突きつける。
感想
この映画は、夜のロサンゼルスで起こる事件を追う報道の世界を描いていて、とても緊張感がありました。
主人公ルーがどんどん倫理を無視して成功を目指す姿に、少しぞっとしました。
撮影や映像の雰囲気が暗く、街の孤独や危険がリアルに伝わってきます。
事件現場の映像を撮るルーの視点で進むので、観ているこちらもドキドキしました。
最後までハラハラしながら見られる、サスペンスとして完成度の高い作品です。
ザ・ギルティ(2018)
デンマーク警察の緊急通報センターに勤務する刑事アスガーは、ある女性から「誘拐された」との通報を受ける。電話だけを頼りに彼女を救おうとするが、通話の背後には数々の誤解や隠された真実が潜んでいた。狭い室内、声だけで進行する緊迫の90分が始まる。
感想
この映画は、電話越しだけで進むサスペンスでとてもユニークでした。
911の通報オペレーターが、一件の事件を解決しようとする過程がハラハラします。
画面に映るのはほとんどオフィスだけですが、電話の声や状況説明だけで緊張感がずっと続きました。
事件の真相が少しずつ分かるときの驚きや、主人公の葛藤が心にのこります。
電話だけでここまで引き込まれるのはすごく、サスペンス好きにはおすすめの作品です。
スプリット(2017)
女子高生のケイシー(アニャ・テイラー=ジョイ)は、友人2人と共に車で連れ去られ、見知らぬ地下施設に監禁されてしまう。犯人のケビン(ジェームズ・マカヴォイ)は、23の人格を持つ多重人格者であり、彼の中で人格同士が入れ替わりながら支配権を争っていた。被害者たちは、逃げ道を必死に探す中で、やがて「24番目の人格=ビースト」が誕生する危機に直面する。
感想
マカヴォイの演技がとにかくすごくて、ひとりで何人もの人間を演じ分ける場面に見入ってしまいました。
やさしい人格とこわい人格が急に変わるので、次に何が起きるのか全く予想できず、見ているあいだずっと緊張がつづきます。
ラストには強い衝撃があり、物語のつながりが明らかになるところで鳥肌が立ちました。
サスペンスとしてもホラーとしても完成度が高く、記憶にのこる一本です。
目撃者(2018)
平凡なサラリーマンのサンフン(イ・ソンミン)は、ある夜マンションの自宅で物音を聞き、窓から外を覗く。
そこで彼が目にしたのは、女性が凄惨に殺される瞬間だった。
しかも、犯人はその視線に気づき、サンフンを“目撃者”として認識してしまう。
恐怖に駆られたサンフンは警察に通報せず沈黙を選ぶが、やがてその選択が家族や住人を巻き込むさらなる惨劇へとつながっていく…。
感想
この映画は、日常とすぐそばにある恐怖をつよく感じました。
主人公が「見たことを黙っていれば安全かもしれない」と考える気持ちはわかるけれど、その判断がどんどん悪い方向に転がっていくのがとてもリアルでした。
静かなシーンでもずっと緊張が続き、こちらまで息をひそめてしまいます。
見終わったあと「自分ならどうするだろう」と考えさせられる作品で、人の弱さや勇気について深く心にのこりました。
エスター(2009)
迎えるため孤児院を訪れる。そこで出会ったのは、聡明で礼儀正しい9歳の少女エスター(イザベル・ファーマン)。彼女の大人びた言動と知性に魅了され、養女として迎え入れる。
しかし、家にやってきたエスターは次第に奇妙で不気味な行動を見せるようになり、周囲で不可解な出来事や不幸が相次ぐ。ケイトは「この子には何か秘密がある」と直感するが、夫や周囲は信じようとしない。そしてやがて、エスターの“正体”が明らかになる時、家族は想像を絶する恐怖に直面する…。
感想
『エスター』を観て一番衝撃を受けたのは、ただのホラーではなく心理的にジワジワと追い詰められる感覚でした。
最初は無垢に見える少女が少しずつ違和感を見せ、次第に「何かがおかしい」という緊張感が積み重なっていくのが本当に怖い。
ラストで明かされる真実は、予想していた以上に強烈で思わず息を呑みました。
家族という最も身近で安心できるはずの空間が、突然恐怖の舞台に変わる怖さがリアルに感じられて、鑑賞後もしばらく余韻が残る作品でした。
秘顔(ひがん)
感想
失踪した女性の行方を追うサスペンス映画です。物語は静かに進みますが、登場人物の行動や秘密が少しずつ明らかになることで、常に緊張感が保たれています。主人公や女性の周囲の人々の心理が丁寧に描かれており、「何が本当で何が嘘か」という疑問が最後まで続きます。
ラストは予想を裏切る展開で、観終わったあとも登場人物の心情や行動について考えさせられます。全体として、心理的な緊張感と人間ドラマがうまく融合した、引き込まれるサスペンス映画だと感じました。

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