子宮頸管が短いと入院になる可能性が高くなります。
入院になると肉体的にも精神的にも家族も大変な思いをするのでできれば入院はしない方がいいのですが。
子宮頸管が短いと入院しなくてはいけません。
でも、短いと言われたからすぐに入院になるわけではありません。
子宮頸管の長さを回復(維持)させることができれば入院しなくて済むんです。
今回は、子宮頸管の長さを回復させる方法と注意点をご紹介していきます。
子宮頸管の長さ回復方法は?
子宮頸管が短いと言われたらどうしたらいいのかをまとめてみました。
- 横になって安静にする
- 子宮収縮抑制剤
- トコちゃんベルトをつける
- 骨盤底筋を鍛える
- 膣洗浄
- 子宮頸管縫縮術
横になって安静にする
子宮頸管を回復させる方法としては、まず安静にすることが大切です。
安静にすることで、子宮頸管にかかる圧力を減らすことができます。
お腹の張りを感じたらすぐに横になるようにしてください。
横になることで、重心が下がって子宮頸管の圧迫を防ぐことができます。
安静にすることを前提として、子宮頸管の長さを保てる方法も見ていきます。
子宮収縮抑制剤を飲む
子宮収縮抑制剤はウテメリンという内服薬があります。
子宮の収縮を抑えて早産を防ぐ効果があります。
お腹の張が気になるようなときは先生に相談してみるといいです。
トコちゃんベルトをつける
「トコちゃんベルト」は短い子宮頸管長の対策グッズとして知られています。
切迫早産に効果が期待できると口コミでも評判なんです。
トコちゃんベルトにはいくつか種類がありますが、切迫早産対策に効果があるのはトコちゃんベルトⅡということで私もⅡを使用していました。
トコちゃんベルトの装着には下記3点に気をつける必要があります。
- 付ける位置
- サイズ
- 締め付ける強さ
他にも、お腹が大きくなると、お腹が下がってきて余計にお腹が張りやすくなるんです。
なので、お腹を支えるベルトと併用すると効果的でかなりおすすめです!
私はこのおかげで妊娠後期もお腹が楽でしたし、手放せなかったです。
骨盤底筋を鍛える
骨盤底筋と呼ばれる筋肉を鍛えると短い子宮頸管の対策になると言われています。
骨盤底筋が内蔵の中にある子宮を支えているのでその筋肉が衰えると子宮を支えることが難しくなり子宮頸管が短くなってしまうんだそうです。
安静の程度によって無理をしまいように、またお腹の張りやすい人はご注意くださいね。
骨盤高位の姿勢をとる
足を肩幅ぐらいに開き、腰に枕やタオルなどを敷いて15〜20cm高くなるように仰向けに寝ます。
これが骨盤高位なのですが、この姿勢を取ることで赤ちゃんを本来の場所に戻してあげるというものです。
自宅で安静にしている時に骨盤高位の姿勢を取り入れると赤ちゃんも元の場所に収まり自分も楽になるはずです。
でも、体勢が辛ければ無理に行う必要はないのでご注意ください。
膣洗浄をする
子宮頸管の炎症を抑えるための手段として、腟洗浄や抗炎症剤などの抗生剤を使って膣の中を洗浄することができるんです。
効果としては、子宮頸部に付着した雑菌を綺麗に洗い流すことができるんです。
この方法で短い子宮頸管長の対策が出来るなら嬉しいですね。
ただ、切迫早産で入院している人が受けているようなので、子宮頸管の長さによって受けられないこともあるかもしれません。
また、この膣洗浄は痛いという声も聞あるので一度病院でご確認ください。
洗浄の治療は病院の方針にもよるのでどの病院でも行っているわけではないかもしれませんが、こんな方法もあるんだと参考にするのもいいですね。
また、手術をして子宮頸管を縛って長さを維持する方法もあります。
子宮頸管縫縮術を受ける
短い子宮頸管長の対策に『子宮頸管縫縮術』もあります。
子宮口が開かないようにするというもので、シロッカー法とマクドナルド法があります。
シロッカー法は内子宮口を縛り
マクドナルド法は子宮頸管の内部を外側から縛ります。
また、さらに子宮口をかたく閉めるために二重シロッカーやシロッカーとマクドナルドの両方を行う病院もあるそうです。
ですが、デメリットは手術は日帰りではなく術後7日~10日間ほど(経過を見て判断)の管理入院が必要なんですね。
手術を考える場合には主治医とよくよく話し合うのがいいと思います。
子宮頸管の長さは平均どのくらい必要なの?
子宮頸管は、無理なことをしなくてもお腹が大きくなるにつれて(週数が進む)自然に短くなるのが一般的です。
でも、まだお腹に入っていないとけない時期に、子宮頸管の長さが25mm以下になってしまうと即入院になってしまう病院が多いです。
では、赤ちゃんがお腹に入っていないといけない時期とはいつまでなのか?
それは、【36週0日まで】です。
よって、子宮頸管の必要な長さは36週0日までは25mm以上は必要ということになります。
ちなみに、私が切迫早産でお世話になった病院が【36週0日まで】まで入院させらたんですよね。
もしかすると、36週までに必要な長さって病院によって違うかもしれません。
ですが、はやり早産の可能性がなくなる36週までは25mm保てていれば安心だと思います。
ただ、安心だと言っても、早産と診断がつくと、何かと大変ですから37週まではもたせた方がいいと思います。
子宮頸管の長さを回復させたい時に注意するポイント!
お腹の張り
子宮頸管が短くなるのは、お腹が張っている時です。
子宮が収縮しているので、お腹が張らないように注意することが大事になります。
ではどんなことをするとお腹が張りやすいのかは次のとおりです。
- 重いものをもつ
- 高い所から物をとる
- 長時間の運転
- 自転車にのる
- 階段の上り下り
- 歩きすぎ
ほんの一例なので、これなら大丈夫という安心はできません。
ただ、切迫早産で入院した私の経験から言わせてもらうと、何事もなりすぎは禁物ということです。
意外と大丈夫だったからまたできそう!と思うのではなく、この辺でやめておこうと思う気持が大事です。
まとめ
子宮頸管の長さが短くてもすぐに入院になったり、出産になってしまうわけではありません。
しかし、対策をしないままでは入院するリスクが高くなるので、妊婦検診でしっかり子宮頸管と子宮口をみてもらうことが大事です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
また遊びに来てくださいね。
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