全国統一小学生テストは、全国規模で実施されるハイレベルな試験です。
初めて受ける場合、「どんな問題が出るの?」「どう対策すればいい?」と不安に思う保護者も多いでしょう。
全国統一小学生テストを初めて受ける人も何度かチャレンジしている人もテストで力を発揮するには、やっぱり事前の準備が何よりも重要だと感じています。
全国統一小学生テストには出題傾向があるのでどんな問題が出題されるのかを把握し、適切なテスト対策を行うことで、本番でも実力を最大限発揮できますよ!
この記事では、全国統一小学生テストの特徴や効果的な勉強法を詳しく解説します。
しっかり準備を整え、お子さんの実力を高めるためのポイントを確認していきましょう!
- 全国統一小学生テスト対策
- おすすめの問題集
全国統一小学生テストの特徴を再確認!
全国統一小学生テストは、大手学習塾の四谷大塚主催の全国規模で行われるテストで有名です。
テスト時期になる、6月と11月が近ずくとTVでもCMが流れていますね。
全国統一小学生テストは無料で何度も受けることができるんので、是非チャレンジさせてみたいという保護者の方は多いのではないでしょうか。
小学生部門では、小学1年生~6年生まで受けることができますが、実は年長から中学生まで受けることができます。
難易度がやや高めに設定されたテストなので、頭が良い子が受けていると思われますが、実はそこまで成績がよくない子もたくさん受けているので「意味がない」と思わずに受けた方がいいテストなんですよね。
でも、お話ししたように難易度はやや高めに設定されているので、いつも通りの学習をしていても点数が取れないので、ここでしっかりと対策をしてくださいね。
全国統一小学生テストの出題傾向と対策方法
出題傾向を知ることが大事
- 過去問を実際に解いてみる
- どんな問題が出るのか把握する
全国統一小学生テストは、基礎的な学力だけでなく「思考力」「応用力」を問う問題が多く出題されます。
特に算数では、単なる計算問題ではなく、文章題や図形問題が多いのが特徴です。
算数の出題傾向と対策
全国統一小学生テストの算数では、計算問題と応用問題の両方がバランスよく出題されます。
計算問題ではスピードと正確性が求められ、応用問題では論理的思考力が問われるのが特徴です。
思考力を問う応用問題の対策
応用問題は、パターンを覚えるだけでは解けません。
問題の意図を正しく理解し、論理的に考える力が必要です。
過去問を使った演習が最も効果的な対策となるため、過去の全国統一小学生テストの問題を解き、解説をしっかり読んで解き直すことが大切です。
まず我が家の子供に最初にやったのは、四谷大塚の公式サイトで過去問を解いてみることでした。
四谷大塚の公式サイトでは、過去の全国統一小学生テストの問題を一部公開しています。
「学校のテストみたいな感じかな?」と思っていましたが、これが全然違いました。
特に算数は、ただ計算するだけじゃなく、条件整理や文章題、図形問題がたくさん出題されます。
「算数得意だし大丈夫!」と言っていた子どもも、最初は苦戦してボロボロだったんです。
でも、過去問は数年分あるので何回か解くうちに「こういう問題が出るんだな」と分かってきて、 だんだんコツをつかんでいったようでした。
過去問を解くことで、どのような問題が出るのかを体験できるため、事前に取り組んでおくのが重要だと感じています。
また、四谷大塚の教材や市販の問題集(特に「思考力・応用力」を鍛えるもの)も活用すると出題傾向が分かってくるので大事です。
おすすめの問題集
ハイクラステスト
ハイクラステストの特徴
- 手ごたえのある問題が多い
- 学校の教科書より難しいので力がつく
- 図形・文章題は難問が多い
- 解説文多めでわかりやすい
ハイクラスの問題集は標準クラスとハイクラスの2段階に分かれています。
標準クラスは基礎+αの問題が多く少し考えるけどわかるレベルです。
ハイクラスは標準よりは難しいですが、解ける子にはそこまで難しくないと思います。
Z会
Z会の特徴
- 価格のわりに問題は少なめ
- 工夫された問題が多い
- 解説が分かりやすい
- カラーで見やすい
ページ数はそれほど多くないので、子供も取り組みやすいと思います。
Z会は通信教材でも難しく工夫された問題が多いと言われていますよね。
問題集が、発展した難しい問題も多いですが、レベルが高すぎるというわけではないので、まずはZ会の問題で子供がついていけるか見てみるといいかもしれませんね。
最レベ
最レベの特徴
- やりごたえのある問題集
- 発展した問題が多い
- 3段階で難しくなる
- かなりのボリュームがある
- 学力テスト付きで実力が試せる
最レベの問題集は、難関中学受験を視野にいれた問題集になっています。
問題集の難易度は、「標準レベル・ハイレベル・最高レベル」の3段階で難しくなっていきます。
考えさせられる難問が多く、子供一人で解くのはなかなか難しいかもしれません。
問題集のページのミニチュア版として解答してくれるのでとっても見やすい!
子供だけでもできます。
ただ、もっと詳しく解説してほしい時は寂しいかもしれません。
サピックス
サピックスの特徴
- オールカラー
- 入学準備講座はシールを貼ったり、パズル感覚で楽しい
- オールカラーでイラストも多く色使いも抜群
- 過去問が例題になっている
全国統一小学生テストの国語の出題傾向と対策
国語では、読解問題の比重が大きく、長文読解が2つ出題されます。
文章量が多いため、速読力と的確な要点把握が求められます。
速読力をつける
文章量が多いため、速く正確に読む力が重要です。
速読力を鍛えるには、音読やタイマーを使った読解練習が効果的です。
「1分でどれだけ読めるか」を意識して練習すると、自然と速く読めるようになります。
また、新聞記事や物語文を毎日読む習慣をつけると、読解力が向上します。
おすすめの問題集
私は全国統一小学生テストの対策用にハイクラステストを購入したのですが、実際に口コミをみて最レベがいいなと思い、次回の時には最レベを愛用していました。
苦手分野を重点的に強化
模試や過去問演習を通じて、苦手な分野を把握しましょう。特に算数の応用問題や国語の長文読解が苦手な子が多いので、間違えた問題を解き直し、解法の理解を深めることが大切です。
過去問を解いたあとは、「どこでつまずいたか?」を分析しました。
子ども自身に「どこが分からなかった?」と聞いて、間違えた問題をノートにまとめる作戦!
算数は応用問題が弱かったので、「同じパターンの問題を何回か解く」ことでコツをつかんでいきました。
国語は、記述問題が難しかったので、「どう書けば点数がもらえるか?」を親子で考える時間を作りました。
全国統一小学生テストの当日の対策は?
試験開始前の準備
・持ち物(筆記用具・時計など)を前日までにチェック
・朝食をしっかり食べ、集中力を高める
テスト中のポイント
- 問題の解き方
- 時間配分
- ケアレスミス
- 解答用紙に丸をしてくる
問題の解き方
問題全体を見渡してから解く、最初にざっと問題を見て、どの問題に時間をかけるか決める
わからない問題は飛ばす、1問にこだわりすぎず、確実に解ける問題から進める
時間配分
残り時間を気にしながら、ペースを調整する、可能なら最後の見直しができるぐらいの時間を残しておく。
パッと見て、絶対に解けそうもない問題ってありますよね?
そんな問題は無理して考える必要はないので捨てていいと私は思います。
理由は、どんなに難しいからといって配点が特別高くなるわけではないからです。
次でお話ししますが、大事なことはケアレスミスをしないで、確実に点が取れる問題に時間にかけた方が得ということです。
ケアレスミス
全国統一小学生テストでは、ケアレスミスが得点を大きく左右します!
計算や漢字のミスはもちろんですが、よくある傾向として「否定語(〇〇ではない)」という問題があることです。
「正しくないものを選ぶ」だったり。「正しいものを2つ選ぶ」「誤り」など子供が感じの意味をしっかり読み解けるようにしておくといいです。
解答用紙に丸をしてくる
全国統一小学生テストは選択問題なので、問題用紙に書かれている解答の番号に丸をすれば良いです。
解答用紙を黒く塗りつぶしたあとに、問題用紙に丸をつければよいのでそんなに時間はかかりません。
解答用紙は全国統一小学生テストの後に配布されるので、自己採点がすぐにできるので結果を早く知りたい方には絶対におすすめです。
レポートは数週間後の配布になるので、せっかく受けた全国統一小学生テストという難しいテストに対する熱が冷めてしまわないように、できればすぐに解答して間違えている問題の見直しをするといいです。
全国統一小学生テストの科目と学年による違い
全国統一小学生テストでは、学年によって出題科目が異なります。
小1〜小3の科目
・算数:計算問題と基本的な文章題が中心。思考力を試す問題も出題。
・国語:短い文章の読解や語彙力を問う問題が出題。
低学年では、基礎学力の定着が重要です。
毎日の学習習慣をつけ、計算力や読解力をしっかり鍛えましょう。
小4〜小6の科目
・算数:難易度が上がり、図形や割合、速さなどの応用問題が増える。
・国語:長文読解や記述式の問題が中心。要約力や論理的思考力が問われる。
・理科:実験や観察をもとにした問題が出題。知識の暗記だけでなく、考察力が求められる。
・社会:地理や歴史、時事問題が出題。資料を読み取る力が重要。
高学年になると、思考力や応用力を試す問題が増えるため、問題演習を繰り返し、解答のプロセスを理解することが大切です。
おすすめの問題集
自由自在
自由自在の特徴
- 問題が豊富
- 基礎から受験レベルまで広範囲
- 解説が丁寧
- オールカラーでイラストも多く色使いも抜群
- 過去問が例題になっている
中学受検する子の多くは、【自由自在】の参考書を使っている子が多かったです。
ただ、ボリュームが凄いというか…とにかくぶ厚い!!
やりがいがあいそうと、前向きに学習できるにはとっても相性のいい一冊になるかもしれませんね!
問題集って実際に目でみてきめたいですよね?
でもいきつけの書店になかったり、何件も探し回るなんて時間の無駄です。
中古でも良いなら安く購入できるのでネットを利用しながら子供にあった問題集を購入してくださいね。
全国統一小学生テストで実際に出題される問題範囲は?
6月の全国統一小学生テストの出題範囲は1学期まで。
11月は2学期までの範囲が出題されます。
実際に出題される問題は算数だと、計算問題、図形、応用問題も出題されます。
国語だと、漢字もありますが、読解力問題が大半です。
読解力問題をまんべんなく対策しておきたいです。
【関連記事】全国統一小学生テストは意味ない?受けるメリットはあるの?
効率的な勉強スケジュールの立て方
全国統一小学生テストで高得点を狙うためには、計画的な学習が欠かせません。
「いつ、何を勉強するべきか?」を明確にし、無駄のないスケジュールを立てることが重要です。
ここでは、1ヶ月前から当日までの効率的な勉強スケジュールを紹介します。
1ヶ月前~2週間前
テストの土台となる基礎固め(計算力・読解力・知識のインプット)をしっかり固める期間です。
算数の対策
・毎日10~15分、計算問題を解き、スピードと正確性を向上させる
・苦手分野(割合・速さ・図形など)を重点的に復習する
国語の対策
・長文読解の問題を解き、要点をつかむ練習をする
・語彙力を強化するために、ことわざや四字熟語を学ぶ
理科・社会の対策(小4以上)
・教科書や参考書で基本的な知識を整理する
・過去の問題を確認し、出題傾向をつかむ
・最近話題になっているニュースにも目を向けてみる
1週間前~直前
実戦形式の問題演習を中心に、テスト本番を想定した対策を行います。
過去問を解くポイント
・時間を計りながら、本番と同じ制限時間内で解く
・間違えた問題を分析し、解き直しを徹底する
時間配分の練習
・全ての問題を解き切るために、どの問題にどれだけ時間をかけるか決める
・難しい問題に時間を使いすぎず、解ける問題を確実に得点する戦略を立てる
全国統一小学生テストは受ける意味ある?
受けないよりは受けた方がにいいです。
全国統一小学生テストはうけていない子も多いです。
受ける意味はないという人もいますが、今のうちに少しでも学力に差をつけておくことで子どもの自信になりますから性格に大きく影響していくとおもいます。
まず、難しい問題に慣れておくことで、受験の時にその経験がに生かされます。
それに、あなたが子供の学力を知るには学校のテストだけではだめなんです。
全国の子供のうち、子どものスタートラインを知ることが、今後の学力アップにつながります。
テレビでも頭のいい人が目立って活躍していますが、頭がいいから活躍できるのではなく、頭がいいから自分に自信があるんです。
子供の自信は勉強だけではありませんので、自分は凄いと認めてあげられる子供になってほしいです。
【関連記事】全国統一小学生テストは意味ない?受けるメリットはあるの?
まとめ
問題集って実際に目でみてきめたいですよね?
でもいきつけの書店になかったり、何件も探し回るなんて時間の無駄です。
ご紹介した問題集はどれも良い問題が多いので一冊づつ試してもいいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
また遊びにきてくださいね。
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